対応工法

水質、水量というのは地域性が伴ってしまうため、必ずしも良質の水が安定して取れるという保証は出来かねます。しかし当社では、さまざまな深度の土をサンプリングし、それらを調べることによってより良い水が取れる深さを見極めて施工しております。
また、お客様のご要望に最大限に応えるためにお問い合わせをいただく際にひとつお願いがあります。
※掘削工法は、地域によって変わるので問い合わせ欄に必ず、お住いの地域または大まかな工事場所をご記入ください。都道府県、市区町村までは入れていただくよう、お願いいたします。

井戸の基本仕様としては、基本工事は井戸横ブロック上にポンプを設置、蛇口一か所付きます。その他の仕上がり方法はご相談ください。
※揚水ポンプ付近までの電源工事は電気屋さんに、建物内への配管工事は指定水道工事店へご依頼願います。

当社では「水が出ない場合の定義」を5L/分未満とさせていただいております。
丘陵地や山間部ではそれに近い水量しか取水できない場合もありますが、貯水タンクなど設け貯めてお使いいただくこともできます。水量が少ない地域の場合は事前にお知らせいたします。

※無料見積もり後に現地調査を行う場合、調査費用がかかる場合がございます。
頂いたご費用については前金として、施工の代金からお値引きいたしますのでご安心ください。
なお、現地調査後のキャンセルにつきましてはお受けいたしますが、頂いた調査費用は出張費として割り当てさせていただきます。

※無料見積もりは、お問い合わせフォームのチェック項目とグーグルマップなどで閲覧できる情報をもとに作成いたします。
水回りの漏れや井戸ポンプのトラブルについては、実際にお伺いしたうえで無料見積もりをお出しいたします。

狭小地での井戸の掘削は難しいことが多く、諦めざるを得ないことも多くあります。この工法はそんな狭小地でも、井戸を掘ることが可能になります。
駐車スペースや犬走の上や畳1枚ほどの広さでも井戸が掘れるので一畳掘りと呼んでおります。また名をN工法です。
ただし、泥水循環の設備を置く必要があるため、乗用車一台ほどの別スペースが必要になってきます。

砂質、粘土質のみに対応した掘削工法です。その他、砂礫等の石系での作業は対応できかねるものになります。
掘削の深度としては、千葉県北部で50M以内が有効になります。その他の地域でも地質次第では可能となっております。

トリコンビットと呼ばれる、ドリル状のものを機械で駆動させながら掘り進めていく工法になります。パーカッション工法では掘ることができない深い地層にも対応しています。
この工法は、ドリルを回転させて掘っていくものになるため、石や土などが詰まってしまうとパフォーマンスが落ちてしまう恐れがあります。それを防ぐために、泥水をドリルの先端から放出しながら掘削をしていきます。粘土状の地層や砂、砂利などを掘り進めていくのに向いています。

長所として、振動や騒音が少ない。地質や深さに左右されない掘削が可能。
短所として、作業する際にある程度の人数が必要になる。泥水の処理に費用が発生する。砂利層になると騒音と振動が発生する。

などがあります。

ゴルフ場、工場、水道施設、市街地事業所、温浴施設・ショッピングモールなどでよく用いられます。
作業スペースとして、小型ロータリーは幅6M 奥行き4M必要になります。中型ロータリーは幅8M 奥行き5Mが必要です。
また、ボーリングマシンを中心に左右2メートルずつは最低でも必要になってきます。

稀に設営できない場合もありますが、さまざまなケースに対応することが可能です。

ビットと呼ばれる重い鉄管を地面に叩きつけて地層を砕きながら掘削を行っていくものになります。ビットはワイヤーと繋がっていて、巻きあげては落下させるのを繰り返しながら掘り進めていきます。作業が進行するに伴ってだんだん岩のかけらや土が溜まっていき、掘るスピードが落ちてしまいます。その際は、一度ビットを引き上げ、ベーラーというものを掘った穴に入れ、沈殿物をくみ上げます。ビットで掘り、べーラーでくみ上げる作業を繰り返しながら掘り進めていきます。

長所として、費用を安く抑えられる。設営が早く少人数で作業ができる。狭い敷地にも入れることができる。
短所として、深く掘り進めることができない。掘るスピード遅い。地層にもよるが騒音や振動が出る場合もある。

などがあります。

柔らかい地層に適していて、水道施設や工場、ゴルフ場、温浴施設などでよく用いられます。
作業スペースとして、小型パーカッションは幅8M 奥行き4M必要です。中型パーカッションは幅10M 奥行き5Mが必要になります。

少人数で作業でき、費用も安く抑えられるのでどの面からみても非常にコンパクトな工法といえるでしょう。

棒状のハンマーを用いて行う工法になります。機械の先端にハンマーを取り付け、空気圧でピストン運動を行い、掘っていきます。
他の工法と比べ掘り進めるスピード速く、工期の短縮にも繋がります。非常に強力な機械を使用するため、掘れない地層はまずないといって良いでしょう。ベースマシンの組み合わせで比較的に狭い場所や段差のあるところでも工事を行うことができます。

長所として、掘り始めてから完了までのスピードが速い。非常に堅い地層にも対応できる。
短所として、騒音と振動がかなり大きなものになる。設営できる場所が限定される。砂、粘土層にはあまり向かない。

などがあります。

ゴルフ場や山の中の森林など、広い敷地での掘削に適しています。
スペースとして、井戸掘削ポイント中心は4×6M必要です。その他大型コンプレッサーを使用するので、4トントラック1台分のスペースが必要になってきます。また、泥水がまきあがるため、養生が必要になります。

市街地での工事にはあまり向いていません。しかし、パーカッション工法とロータリー工法では対応ができない山中などで高いパフォーマンスを発揮します。